サーバデータのバックアップ手順【仮想専用サーバ】
仮想専用サーバ内のデータをバックアップ(リストア)する手順をご案内致します。
※記載されているコマンド例は「/home」にとるとるバックアップをインストールした際のコマンドです。
■I■【rpmパッケージをインストール】
1.WinSCPなどで以下の添付ファイルをダウンロードし、解凍後、全て(9つ)のファイルをアップロードしてください。
※アップロード先は任意です。「例:/home」
※ここでは「/home/torutoru」にインストールするとして説明していきます。
※既に導入されている場合には不要です。
yum.zip |
〔yum.zip内のファイル〕
python-elementtree-1.2.6-5.x86_64.rpm
python-iniparse-0.2.3-4.el5.noarch.rpm
python-sqlite-1.1.7-1.2.1.x86_64.rpm
python-urlgrabber-3.1.0-6.el5.noarch.rpm
rpm-python-4.4.2.3-22.el5.x86_64.rpm
yum-3.2.22-33.el5.centos.noarch.rpm
yum-fastestmirror-1.1.16-14.el5.centos.1.noarch.rpm
yum-metadata-parser-1.1.2-3.el5.centos.x86_64.rpm
2.SSHログインをする。
3.rpmパッケージをインストール。
※以下は「例」として「/home」にインストールします。
下記コマンドを入力し Enter
rpm -ivh /home/*.rpm
■II■【Java1.6.0をインストール】
1.JDK-1.6.0以上をインストールする。
下記コマンドを入力し Enter。
yum -y install java-1.6.0-openjdk.x86_64
これで「java 1.6.0」がインストールされます。
■III■【とるとるバックアップのクライアントのダウンロード・インストール】
1.とるとるバックアップのクライアントをダウンロードする。
※このマニュアル内ではとるとるバックアップのクライアントを「/home/torutoru」にインストールします。
コントロールパネルから「Linux用クライアント」をダウンロードしてください。
ダウンロード手順はこちらをご覧ください。
2.インストール先のディレクトリを作成します。
※以下は例としてtorutoruとしてあります。
下記コマンドを入力し Enter
mkdir /home/torutoru
3./home/torutoruにLinux用クライアント「Torutoru_Backup.tar.gz」をアップロードしてください。
4.とるとるバックアップのクライアントをインストールする。
※tar.gz形式のため、解凍と展開となります。
4-1.SSHでログインをします。
4-2.とるとるバックアップをアップロードしたディレクトリへ移動する為
下記コマンドを入力し Enter。
cd /home/torutoru
4-3.中身のファイルやディレクトリが表示する為
下記コマンドを入力し Enter。
tar zxvf Torutoru_Backup.tar.gz
4-4.下記コマンドを入力し Enter。
ls -l
4-5.コマンドがあるディレクトリへ移動する
下記コマンドを入力し Enter。
cd CommandLine/
4-6.確認のため、下記コマンドを入力し Enter。
java -jar cli.jar
下記のように結果が表示されればインストール成功です。
※結果が違う場合は、インストールが失敗している可能性があります。
--------------------------------
【例】
[root@vps-1002416-383 CommandLine]# java -jar cli.jar
Command Line Application, Version 4.2.1.6490
Usage: java -jar cli.jar <action> <options>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Help
--------------------------------
以上でとるとるバックアップの設定は完了です。
■IV■【バックアップを実行する】
指定したディレクトリの配下のバックアップ処理を実行します。
下記コマンドを入力 Enter。
/usr/bin/java -jar /home/torutoru/CommandLine/cli.jar backup
-login サービスユーザID -pass サービスユーザパスワード
-key 6~20桁の文字列 -server https://backup-srv.net/
-r バックアップファイルまたはバックアップディレクトリ
※「6~20桁の文字列」とはは、この作業の初回時に入力したものが登録されます。
2回目以降、このコマンドを実行する際は初回に入れた文字列を入力する必要があります。
(忘れてしまった場合は確認出来ませんので保管してください)
例):
/usr/bin/java -jar /home/torutoru/CommandLine/cli.jar backup
-login info@example.com -pass *********
-key ********* -server https://backup-srv.net/
-r /var/www/vhosts/example.com/httpdocs
■V■【リストア(バックアップデータを戻す作業)を実行する】
指定したディレクトリ配下のデータのリストア作業を実行します。
下記コマンドを入力 Enter
/usr/bin/java -jar /home/torutoru/CommandLine/cli.jar restore
-login サービスユーザID -pass サービスユーザパスワード
-key バックアップ時に指定した6~20桁の文字列 -server https://backup-srv.net
-dest リストア先(フルパス指定) リストア対象ディレクトリ(フルパス指定)
※上記コマンドのリストア先と対象ディレクトリの間には「半角スペース」を入力ください。
例):
/usr/bin/java -jar /home/torutoru/CommandLine/cli.jar restore
-login info@example.com -pass *********
-key ********* -server https://backup-srv.net/
-dest /var/www/vhosts/example.com/httpdocs /var/www/vhosts/example.com/httpdocs
※リストア対象がディレクトリの場合、最後に指定したディレクトリ以下がリストアされます
【例1】
・リストア先の指定
/var/www/vhosts/example.com/httpdocs
・リストアの結果
/var/www/vhosts/example.com/httpdocs/2012-**-**/httpdocs
■VI■【 Cronの設定 】
定期的にバックアップを実行する場合には、Cronをご利用ください。
とるとるバックアップを利用する際の設定例:
/usr/bin/java -jar /home/torutoru/CommandLine/cli.jar backup -login サービスユーザログイン名 -pass サービスユーザパスワード -key 6~20桁の文字列 -server https://backup-srv.net/ -r バックアップファイルまたはバックアップディレクトリ
・サービスユーザーログイン名 : ユーザ登録時に設定したログイン名。
・サービスユーザーパスワード : ユーザ登録時に設定したパスワード。
※Cronの設定方法はこちらをご覧ください。